AIアプリケーションを活用した国家試験対策

概要

製菓衛生師試験の全7科目のうち本年度は3科目(製菓理論、製菓実技、栄養学)において実施した。各科目、過去問題の内容を基に作成した、より基礎的な内容の問題を作製、選定(製菓理論150問、製菓実技50問、栄養学50問)し、回答者にとっての心理的障壁の低い難度としつつも、本番の試験に直結する学習となるよう配慮。Monoxerの学習効果を測定するために、Monoxer実施前(事前テスト)と実施後(事後テスト)に国家試験と同様の形式、同等の難度の問題からなるテストを実験対象者へ実施。実施期間終了後には、実験対象者へ本アプリの使い勝手や問題内容等に関するアンケートを実施しました。

対象者

    京都製菓製パン技術専門学校の入学初年次の学生とした。各クラス、管理担当教員1名が学生指導と進捗管理を行った。実験開始前に、教員から学生へアプリのダウンロードおよび操作確認を行わせた(画像5, 6)。また、実施期間中は通期の授業も行われている(2020年度と同様)ため、本実験は学生がAIアプリケーションとは別の国家試験の学習機会を設けた状況下で実施していることも補足します。

今後は模擬試験得点の変化や模擬試験得点と進捗率・記憶度との相関を解析した結果をとりまとめていきます。

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